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女性ホルモンって?
女性ホルモンは生理周期を管理・調整するための物質で、大きく「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つがあります。
エストロゲンは生理後から排卵前までに多く分泌され、卵巣内の卵胞を成長させて排卵を促したり、子宮内膜を厚くしたりする働きがあります。つまり、「妊娠できるようにするホルモン」です。
一方、プロゲステロンは排卵後から生理までに多く分泌され、受精卵が着床しやすいように子宮内膜の厚みをキープしたり、妊娠を維持しやすいように体温を上げたりする働きがあります。つまり、「妊娠の準備をするホルモン」です。参照元: http://192abc.com
ホルモンバランスが乱れるとどうなる?
ホルモンバランスが乱れると、このような症状が出てしまうことがあります。
生理不順
女性の身体は「エストロゲン」と「プロゲステロンという2つのホルモンが大きく関わっています。
エストロゲンとプロゲステロンの分泌が少ないと無月経や過少月経、十分に卵胞が発育しないまま排卵してしまうことで起こる頻発月経になることも。また、月経が8日以上続く過多月経もホルモンバランスの乱れが原因と考えられます。過多月経に出血量の増加やひどい生理痛がともなう場合は、子宮内膜症や子宮筋腫が原因となっている可能性もあります。生理痛
生理中に分泌されるプロスタグランジンというホルモンには、痛みや炎症を起こす作用があります。このホルモンが通常以上に分泌されると、強い生理痛を引き起こします。
不正出血
ホルモンバランスの乱れにより、子宮内膜が刺激されてはがれてしまうことで起こります。子宮筋腫や子宮がんなどが原因で起こる場合もあるので、頻繁に不正出血がある場合は早めに婦人科を受診しましょう。
PMS(月経前症候群)
排卵後に起こるホルモンバランスの変化によって頭痛、腰痛、肩こり、便秘などの身体的症状、イライラ、不定愁訴、集中力低下、やる気低下などの精神的症状が起こります。
自律神経失調症
女性ホルモン分泌の指令を出す脳の部位と、自律神経をコントロールする脳の部位は近いところにあります。そのため、ホルモンバランスが乱れると自律神経にも連鎖して不調をきたし、また逆に自律神経の不調からホルモンバランスが乱れてしまうことも。この結果、倦怠感、不定愁訴、めまい、ふらつき、動悸、息切れ、手足の冷え、発汗、のぼせ、頭痛、不眠などの症状を引き起こします。
不妊
プロゲステロンの分泌が減少すると、排卵後に子宮内膜を妊娠に適した状態に維持するのが困難になる「黄体機能不全」を引き起こすことがあります。また、プロラクチンというホルモンが異常分泌を起こすと、受精卵が着床しづらくなります。
更年期障害
加齢によりエステロゲンの分泌が減少すると、のぼせ・めまい・動悸・発汗といった症状が出てきます。放っておくと鬱病など精神的な症状へと発展してしまうことも。
肌荒れ・ニキビ
ホルモンバランスが乱れて女性ホルモンの分泌が減少すると、皮脂の分泌を活発にする男性ホルモンが過剰に分泌され、その結果ニキビや肌荒れを引き起こします。参照元: http://sp.skincare-univ.com
どれも経験をしたことがある方ばかりなのではないでしょうか?
また、症状の重さについてはそれぞれ個人差があるため、なかなかその辛さを人に理解してもらいづらいことも苦しいですよね。
次はそんなホルモンバランスが乱れる原因をまとめます。
ホルモンバランスが乱れる主な原因は?
1. 睡眠不足
2. ストレス
3. 生活習慣の乱れ
4. 冷え
5. 運動不足
6. 卵巣の病気
こちらの6つが大きいそうです。
どれも「そうだよね・・・」と思うものばかりですね。
ホルモンバランスを整える食事は?
そうは言っても、なかなか生活習慣などは仕事などの関係から整えることが難しい方も多いかと思います。
そのため今回は、【食事からホルモンバランスを整える】ということに着目し、ホルモンバランスを整えてくれる食材をいくつかご紹介します。
アボカド
マグネシウムやビタミンE、ビタミンBなどが豊富に含まれています。
参照元: http://www.revuemag.com
大豆食品全般
大豆製品に含まれる大豆イソフラボンがホルモンバランスを整えます。豆乳や納豆がおすすめ。
参照元: http://www.natto-world.com
バター
ホルモンを作るために必要な脂溶性のビタミンが豊富に含まれています。
参照元: http://www.cuoca.com
卵黄
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなど、生殖器系やホルモンバランスを整えることに効果があります。
美肌にもなりますよ。
参照元: http://nttbj.itp.ne.jp
日々のストレスを軽減するために
ホルモンバランスの乱れは自律神経に影響を及ぼすため、落ち込んでしまったり、イライラしてしまうことが、もしかしたら身体の不調以上に人にとってはやはり辛いことかも知れません。
バランスを整えるのは生活習慣を整えることが一番だと言われていますが、子育てが忙しかったり、仕事などの問題があったりと、
現実的になかなか難しいものですよね。
逆に規則正しく生活することを目標にし過ぎるが余り、ストレスになってしまったら元も子もありません。
まずは「今」頑張っている自分自身を認めてあげることが、一番ストレスを和らげるコツなのではないでしょうか?
そして、やはり食が一番健康の上では大切です。是非ホルモンバランスに良い食事を取って、うまくホルモンバランスと付き合っていきましょう。