
持ち家でも賃貸でも、お部屋の間取りは設計段階で決まっているものです。あとから変えるとなると持ち家ならリフォームしなければなりませんし、賃貸だと何かの間仕切りで仕切るぐらいしか手がありません。
ここに壁があったら、ここにちょっとした作り付けの棚があれば、ってことはよくありますよね。でも天井に穴を開けなければなりませんし、あとで撤去したらみっともない跡がついてしまいます。
そんな時は、DIYでお手軽に壁を作ってしまいましょう。
天井にも壁にも穴は開けませんし、大きさやデザインは自由自在、ほしい壁ができあがりますよ。
どうやって壁を作ればいいの?
普通の壁は、しっかりした柱を立て、柱が歪まないように構造体をとりつけ、間に断熱材などを入れてから板でふたをし、その上から漆喰を塗ったり壁紙を貼ったりして仕上げます。でもお部屋の中に立てる壁にそんなしっかりした構造は必要ありません。
一番単純な壁は、2本のしっかりした柱を立て、その柱に板を取り付ければできあがりです。
参照元: http://arnica.cocolog-nifty.com
問題は、そのしっかりした柱をどうやって立てるか、ですね。
天井に穴を開けて梁にネジ止めすればちゃんとしたものが作れますが、仕切りとしての壁ならそんなに頑丈でなくても大丈夫。なら、柱をつっぱって止めちゃいましょう。
柱をつっぱり棒に変えるピラーブラケット
参照元: http://www.pinkflag.me ピラーブラケット \1,944
ピラーブラケットは角材の端に取り付けてつっぱり棒のようにしてしまう部品です。
差し込むものは2×4材(ツーバイフォー)と呼ばれる規格品なのでそのまま差し込めます。両端に差し込み、ネジで留めればできあがり。
参照元: http://www.komeri.com 2×4材 約3650mm×38x89 \717
ピラーブラケット分の長さを考えて、柱に必要な高さを決めて、ホームセンターで切ってもらいます。あとはこんな風にやれば柱が完成します。
参照元: http://www.pinkflag.me
柱を立てる時、天井の梁に注意してください。壁際に立てるならいいんですが、部屋の真ん中辺に立てるなら柱を立てる位置に梁がないと天井の板がたわんでしまいます。柱が倒れたり天井板が破損する場合もありますので、天井のその部分をぐっと押してみて引っ込まない場所を選びましょう。
ディアウォールで作る柱はこちら
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次は板を取り付けましょう
柱を2本用意できたら、次は間にわたす板の取り付けです。どんな板でもいいですし、柱にちゃんとくっつきさえすればいいんですが、お勧めは有孔ボードです。
参照元: http://www.komeri.com 有孔合板 5.5x900x900 \2,680
比較的安価な上に、穴を利用して棚板を取り付けたりS字フックでつり下げたりできますので、いろんな応用が利きます。
完成したらこんな感じ
できあがりは、例えばこんな感じです。
参照元: http://yamatabi-lodge.com
もっと幅を取りたい場合は広いボードを取り付けるか、安全性を考えるならもう1セット作りましょう。
棚を取り付けたり
参照元: http://yamatabi-lodge.com
壁掛け収納string systemはこちら
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S字フックをつけて引っかけたりできます。
参照元: http://yamatabi-lodge.com
単なる仕切りだけじゃなく、ディスプレイ棚としても使えますね。
逆に、家の壁紙と同じものを貼り付ければ一見してDIY壁とわからないように仕上げることもできます。
天井や床への跡が少しでも気になる方はスペーサーを挟んでおけばいいでしょう。
壁紙のリフォームはこちら
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もっと手軽に作りたければつっぱり棒を
角材を使ってやるのも面倒、仕切り程度のことができればそれでいい、という方はもっと手軽につっぱり棒をそのまま使いましょう。
参照元: http://store.ponparemall.com 45cm \8,294
完成品だから何もすることはありません。天井のしっかりしているところに立てるだけ。並べたら立派な壁になります。もう少し壁の感じを出したければ壁紙を貼り付けたベニヤ板を両側から固定してもいいですね。
ただ、普通の柱よりはずっと弱いのであまり重いものを引っかけるのはちょっと危ないかも、仕切りとして使いましょう。特に部屋の真ん中辺に設置する場合、うっかりぶつかったり蹴飛ばしたりして倒れる危険があります。できれば人があまり通らないところへ配置しましょう。
壁だって作れちゃうDIY、ぜひ試してみてください。