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子供にとっては日常茶飯事?「鼻水」
参照元: http://free-photos.gatag.net
昔のアニメや漫画を見ると、鼻水を垂れ流している子供が描かれている事ってよくありますよね。また、祖父母世代の人が「昔はみんな鼻水流しながら遊んでたもんだ」なんて語っているのを耳にした人もいるのでは?それくらい子供にとって鼻水は日常茶飯事な出来事。それは現代でも変わりません。
小さな赤ちゃんからも止めどなく出てくる鼻水。その原因にはどんなものがあるのでしょう。
子供の「鼻水」の原因
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子供の「鼻水」は、次の様な原因が考えられます。
・風邪
・急性鼻炎
・副鼻腔炎
・花粉やハウスダストによるアレルギー
以前は「乳幼児は花粉症にならない」といわれていましたが、近年では1才児の花粉症なども確認されています。なので鼻水が多いお子さんは一度病院でアレルギー検査を受けておく事をオススメします。
注視すべきは「鼻水の種類」
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お子さんの鼻水を拭いてあげる時、その見た目をしっかりチェックしておきましょう。鼻水には次の様な種類があります。
水様性
無色透明でサラっとした鼻水。風邪の引き始めやアレルギー性の鼻炎、急性鼻炎の初期症状に見られます。
粘液性
ちょっぴり粘度が出た鼻水。色は透明~ほんのり色が付いているかな?程度。鼻炎の中期以降や、副鼻腔炎などの際に見られます。
膿性
色が濃く、粘性の強い鼻水。臭いがある事も。副鼻腔炎で細菌感染が確認された場合にこの鼻水が出ます。蓄膿症の鼻水もコレ。
血の混ざった鼻水
外傷や急激な炎症の際に血の混ざった鼻水が出る場合があります。また、進行性鼻壊疽という病気や、悪性腫瘍で見られることもあります。
色の付いた鼻水は副鼻腔炎、透明~白い鼻水は風邪と覚えておくと良いかもしれません。
「鼻水」を悪化させると……
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「ただの鼻水」と侮ってはいけません。悪化させると次の様な病気になる恐れがあります。
副鼻腔炎
鼻水の過剰な分泌や粘膜の浮腫によって炎症が起こった状態です。急性と慢性があり、罹患機関により分別されます。アレルギー性鼻炎に併せて発症する事が多く、更に悪化すると蓄膿症になります。子供は副鼻腔が小さいので、大人より罹病しやすいです。
後鼻漏
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が原因で過剰に分泌された鼻水が咽頭へ流下してしまい、そこで炎症を起こす病気です。この炎症により、のどの違和感や咳・痰の症状が現れます。
中耳炎
子どもは耳管が未熟で、鼻やのどにいる細菌が中耳を通って内耳に入りやすいため、中耳炎を起こしやすくなります。0才~5才までの子供は特に抵抗力も低く、風邪からの中耳炎になりやすいといわれています。
この様に症状を悪化させないためにも、子供の鼻水ケアはとても大事。次のページにはその対策をご紹介しますね。
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