
はじめに
「子どものためにマスクを作ろう!」そう思い立ってみたものの…。
どういう形がいいの?
どういう生地がいいの?
どうやって作ればいいの?
などと案外悩んでしまうことがあるかと思います。一生懸命マスクを作ったのに、着けにくかったり肌に合わなかったりしたら、せっかくの努力が水の泡です。
マスクを作る際に重要なポイントとして、製作方法は勿論のこと、マスクの種類(形)・マスクの生地(素材)をきちんと選択することが挙げられます。そうすることで着け心地が良く、真心こもったマスクを作ることができます。
以下、マスク作りに有用なポイントを紹介しますので、早速ご覧ください。
マスクの機能と目的
マスクの働きは主に2つ。病原微生物の飛散を防ぐことと、感染の予防と重症化を防ぐことです。咳やくしゃみの飛沫には10万~200万個の病原微生物が含まれてると言われており、それらが咳やくしゃみで最大5メートル放出されてしまいます。飛散を未然に防ぎ、周囲への感染を配慮するエチケットの役割があります。また、ウイルスによる飛沫感染・空気感染はもちろんのこと、加えて、冷気から気管の湿度や温度を上げて守ってくれる効果があります。
マスクの種類
平型マスク
オーソドックスなマスクです。市販の平型マスクはガーゼで作られたものがほとんどで、高い保湿性と保温性が特徴です。
プリーツ型マスク
口周りにフィットし、口の動きに柔軟に対応できます。また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸がラクに行えます。
立体型マスク
隙間なくピッタリとフィットすることで防塵性に優れている点が最大の特徴です。
マスクの生地
一般的なマスクに使われている生地は不織布とガーゼの2種類です。使い捨てマスクに使用されている不織布は、通気性や捕集性に優れいています。しかし、繰り返し使用したり洗濯したりすると、性能が落ちてしまいます。一方ガーゼは、不織布に比べると遮断率は落ちますが洗濯が出来ますし、マスクの中の湿度が保たれ、のどや気管の乾燥を防ぐことができます。
実用性を考慮してみると、繰り返し使えるガーゼ生地を使用することをおススメします。また、肌に優しい生地が好みであれば、オーガニックコットンを使用するのもいいかもしれません。
さぁ、次からはいよいよ実践です。