![paint stain hand](http://www.kurashiru.com/wp-content/uploads/2015/11/paint-stain-hand-381x400.jpg)
DIYやクラフトでのペイントはその作品の出来を左右する見せ場です。張切りすぎて、つい、ペンキをひっくり返したり、思わぬところを汚してしまったり・・・
そんな時の対処方をご紹介します。
手を汚してしまったとき
すぐであれば水やお湯でハンドソープを使って油性のものであればクレンジングオイルを使って比較的簡単に洗い流せます。
乾いてしまったとき、水性タイプのものであれば、根気よく洗えば落とせます。
油性タイプであれば、ペンキの薄め液、ベンジンやシンナー、マニュキアの除光液を使います。
ただ、これらの溶剤では肌が傷んでしまい、手荒れの原因にもなってしまいます。
参照元:http://www.dreamstime.com/
ぜひ試していただきたいのが、髭剃り用のシェービングクリーム。ジェルタイプではなく、プシューット押し出すクリームタイプがいいです。たっぷりとってよく揉み洗いしましょう。
もう一つオススメするのが、工作用の木工ボンド。手に付けて薄く広げ、乾くまで待ちます。顔のパックの要領で、乾いたらそっと端からはがします。ペンキと手の接着よりも、ボンドとペンキの接着力が強いため、ペンキはボンドの方にくっつき手からきれいにはがれるという仕組みです。
テレビで紹介されたものですが、ぜひお試しください。
服についてしまったとき
参照元: http://www.kidspot.com.au/
乾いていないとき
ついてすぐならば、先ず、取り除けるペンキは服に浸み込ませないように取り除きます。布でつまみとるようにします。厚手の生地であればスプーンやプラスチックカードで掻き出します。
水性ペンキであれば、ウェットペーパーや熱いお湯を硬く絞ったタオルなどに吸い込ませるように、または洋服の下に要らない布等を敷き、そこに汚れを吸い込ませるようにしながら、歯ブラシなどでたたき出します。
油性ペンキであれば、ペンキの薄め液、なければクレンジングオイルで汚れを浮かせながら汚れを吸い取っていきます。
次にお湯で洗い流します。激しくこすると生地が傷んでしまうので注意しましょう。油性の場合は溶剤を流すため洗剤を使います。
ペットりついたまま洗うと、汚れが無駄に広がってしまいますので、気を付けましょう。
乾いているとき
水性ペンキ・・・お湯で優しくもみ洗いします。洗濯前のスポット汚れ落とし洗剤などを使って集中的に汚れを落としましょう。
それでも落ちないときは酸素系漂白剤を使います。 色落ちの心配がなければ塩素系漂白剤を使いましょう。
油性ペンキ・・・ペンキの薄め液を使うのをお勧めします。なければ、油性絵の具の薄め液であるテレピン油マニュキア用の除光液、ベンジン、掃除用のアルコール等でたたき出すように汚れを当て布に移していきます。歯ブラシなどをつかうと効率がいいです。
参照元: http://www.wikihow.com/
頼みの綱はプロ
いずれにせよ、生地を傷めずにきれいに落とすのは難しい場合が多いです。
汚れてもいい服で作業に当たる、これに越したことはないです。
大事な洋服や制服等についた場合はどんなペンキが着いたのか、ペンキの成分を説明しながらクリーニング屋さんに相談するのがいいですね。
ペンキの成分も様々です。溶剤と生地の相性も重要です。汚れを落とすのにあった溶剤をプロに選んでもらいましょう。
カーペットに落としたとき
参照元: http://www.dreamstime.com/
服は汚れてもいいものを選べますが、カーペットとなるとそうはいきません。汚れないように保護していてもアクシデントはつきものです。
水性ペンキの場合
まだ乾いていないなら、最初にしみ込んでいないペンキを取り除きます。スプーンや要らないプラスチックのメンバーカードなどでこそげ取る感じで取り除きましょう。
次にウェットペーパーや硬く絞ったタオルなどに吸い込ませながら取っていきます。
食器用洗剤を熱いお湯に少量入れ、スポンジや布に含ませたら、たたき出しながら、布やスポンジに吸い込ませていきます。
最後に水を使い、洗剤が残らないようにしましょう。
乾いてしまった場合
先ずは熱いお湯に食器用洗剤を少量入れ、汚れた場所に浸み込ませ、暫く放置します。汚れが浮き出てきたら、汚れを掻き出します。上記のようにスプーンやプラスチックカード、あればスクイーパーを使いましょう。
スチーマーがあれば、スチームを当てながら掻き出していきましょう。
その後は乾いていないときと同じです。洗剤を使って汚れを取り除いていき、仕上げに洗剤分を水で取り除きます。
参照元: http://item.rakuten.co.jp/
油性ペンキの場合
乾いていないとき
これも、先ず取り除ける分は極力スプーンなどを使って掻き出します。
そのあとは溶剤を使い、押し当てながら吸い取っていくわけですが、洋服と違って当て布に押し出すことができないので、根気が必要になります。
そのあとの作業も、洗剤、お湯を押し当てながら吸い取って言って下さい。
乾いてしまったとき
硬く膜のように固まったタイプであれば、蒸気を当てながら、ピンや針で壊しながら取っていきます。
または、薄め液やテレピン油、マニュキアの除光液を使ってペンキを浮かせていきます。根気よく布に押し当てるようにしてペンキを吸い取っていきましょう。
揮発性でないオイル系を使った場合は最後に食器用洗剤を薄めたもので、溶剤を取り除き、次にお湯、または水で洗剤を取り除くところまで頑張りましょう。
カーペットにも、素材はいろいろなものがあります。目立たないところで、液を使ってみて、カーペットへの影響を見ながら進めていきましょう。
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